おかみの花日記

乙和の椿

| 2005-10-18 18:50:46 | トラックバック(0) |
乙和の椿
友人のソリスト石原貴之さんから案内状をいただいた。福島県民創作オペラ「乙和の椿」と書いてある。乙和の椿って何だろう。素朴な疑問から少し調べてみた。

その椿は福島市飯坂町の郊外、医王寺という寺にあるという。又昔源義経の家臣、佐藤継信、忠信の菩提寺であり一族の墓がある。佐藤兄弟は平氏追討にはその側近として大活躍した武将でしたが主君の身代わりとなり非業の死を遂げたといわれています。

その知らせを受けた母、乙和御前が嘆き悲しみ、母の悲しみの情念が、200年の後に植えられた椿にのり移ったという伝説が何時しか言い伝えられているのです。この寺には又、二人の妻たちが亡き夫の鎧、甲冑を身に付けて、あたかも凱旋したかのように見せて、姑を慰めたといわれる伝説も残っています。
記念碑

樹齢800年を越すという椿の巨木はたくさんの蕾はつけてもひとつも花を付けづ落ちてしまうという。

わが子を想う母の思いは変わらない。私の子供たちも大きくなり様々な悩みや困難を抱えて人生を歩んでいる。しかし親ができることは見守ることでしかない。わが子の死を嘆き悲しむ、乙和御前の情念が痛いほど心に沁みる。

何時の時代も変わらない、親子の情をこの巨木の椿は受け止めてきたのでしょうか。
*この写真は福島市在住の大野様よりお借りいたしました。
http://www10.ocn.ne.jp/~space84/


シュウカイドウ

| 2005-10-15 21:02:02 | トラックバック(0) |
シュウカイドウ

夏の終わりに
私のお店で数年前に移植したシュウカイドウが咲き始めた。ピンクの花が愛らしくこのはなもお気に入りのひとつ。

花からは私は小さな女の子を連想させる。お店では、面倒見がよくないせいかなかなか増えてくれない。毎朝ガーデニングにいそしむお隣の家の前には、間引きをしたくなるほど咲いている。

このはなは江戸時代のはじめごろ中国から渡来したベコニアの仲間だという。もともとベコニアは暑い地方の花、雪の季節長い東北でも、冬越しができるベコニアはこのシュウカイドウだけだという。

さいきん雄花と雌花があることを知った。お店のカウンター近くの柱に長い竹花入れを下げて活けておいたら花が一輪づつ散ってゆく、水も替えないで一週間以上咲いてくれた。