おかみの花日記

あやめ

| 2006-07-06 20:38 | トラックバック(0) |
あやめ2
お城の東側は石垣ではなく芦名の時代に築かれた土塁があり
、その前には深い堀が掘られています。その堀も時代を経て今ではあちこち水が枯れ湿地化している。

今の時期その湿地に深紫のカキツバタの花が咲く。アヤメもカキツバタも良く似ていて私には区別がつけにくい。物の本によれば、乾燥地に咲く花がアヤメ、水辺に咲く花がカキツバタであるという。

そういえば高原の乾燥した荒地などによくあやめは青い色をしている。昔から日本人に愛され、江戸時代熊本藩士のあいだでこのアヤメやカキツバタを改良してその美しさを競うのが大流行したと聞きます。

その習慣は幕末まで続き、やがてその家にしかない花が、数多く生み出されて、それがやがて全国に普及したと言います。

でもどんなに大輪でも、花の色が美しくても私にはざんねんながらは魅力を感じない。まず部屋に活けようとすると形にならない。あの派手やかさは茶花にはなじまないような気がする。

沼地や荒地で誰も見向きもされない、あの野生のアヤメの方がお部屋の床の間にはよく似合う。

*写真は茨城の平塚さんからいただきました。
 (南会津駒止め湿原にて)

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コメント

[ 2006-07-11 21:56 ]  日立の平塚です wrote:
何時も親父さんの花に対する見識、造詣の深さに感動してます。 可憐な一輪の美しさに教わる事が最近~多くあります。
 ありがとうございます。

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