おかみの花日記

玄関の畳

| 2006-07-31 16:10 | トラックバック(0) |
やろうたたみ
籠太の玄関を開けると中に又ひとつ戸があり、その戸を開けると上がり口が土間になっており正面に畳がしいてある。

今日はこの玄関先の畳についてお話させていただきます、この畳はごつくて長持ちするので昔から「やろう畳」と呼ばれてきました。別名「琉球畳」ともいわれています。

大正、昭和初期の畳の縁は麻・絹といった高価な素材が使われていたので縁付き畳は高級品でした。庶民の畳は手間のかからない縁なし畳が殆どだった様です。

ところが戦後になって、畳製作機械の発達と丈夫で安価な科学繊維が登場するようになりますと、畳職人も様変わりします。

手作りが大部分の縁なし畳の方がずっと手間がかかるようになってしまったのです。縁なし畳は年々減少し、また作り手の畳職人も少なくなりこの頃から昔とはまったく逆の高級品として扱われるようになってきてしまいました。

前の料亭時代もこの質感が大好きで、今度お店を直す時は玄関先にこの畳を敷いてみたいと決めておりました。

このやろう畳の傍に大きな甕を置き、季節の花木を活けてお客様をお持て成しします。

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